時の話題 「小型風力に逆風」

 小型風車の国による買取価格が来年度、55円から20円に大幅引き下げられることから土地所有者の駆け込み申込みがブラックジャックシステム(BJS・本社東京)で急増しており、更にはBJSを騙る業者もいることが発覚するなど小型風力事業に強い逆風が吹いている。
 いち速く昨年6月、稚内に進出したBJSは小紙などの土地買い取り広告を媒体に営業活動を強化し相当数の土地を確保した。はまなす2の海寄りの一角での1号機の稼働を始めるも小型とはいえ騒音など問題も否定できず、稚内市は昨年12月小型風力条例を施行し住宅から100㍍以上離す事など野放図な風力事業に規制の網をかけたところだ。
 BJS以外の進出事業者は声問や西浜での風力事業を断念するなど適正なルールに則らない事業者への市や住民の姿勢には強いものがあり、儲け主義の業者への規制は厳しさを増すばかりだ。
 福島第一原発事故後の太陽光、風力など再生可能エネルギーへの比重の転換は国の施策としてもっともなところだが、いきなり35円も買取価格を引き下げるというのは風力事業の進展を阻害するものであり、役人、学識者ら国の中枢を担う人たちの良識を疑ってしまう。
 段階的に少しずつ下げるのであれば分かるが、猶予措置があるとはいえ納得できるものではなかろう。
 火山列島の日本列島での原発には無理があるのは福島の事故で知ったろうにノド元過ぎれば式での施策の先祖返りは容認できるものでない。原発に頼らない政策を求める。

コメントを残す