時の話題 「高卒就職の苦戦」

 求人が多い売り手市場なので好調だと思われた高校3年生の就職内定が予想に反し苦戦している。稚内職安管内(稚内、猿払、豊富幌延、天塩、遠別、利礼3町)の私立の大谷高含めた7校の昨年末の内定は89・6%と、未定者が10人もいる。
 その時から1カ月以上経っているので未定者は減っているだろうが、前年は12月末で未定1人の97・3%という内定率だったので今年の未定者の多さが気になるところだ。
 理由として挙げられているのは生徒の希望と求人する企業の希望が合致しないミスマッチだ。求人数が多いこともあって選り好み傾向が生徒側に強いことも挙げられ、稚内職安の担当者によると稚内市内の生徒が苦戦しているという。
 本紙既報で大谷高は就職希望者全員の就職が内定しているので「稚内市内」という事では稚高に未定者が多いという事になるのか。
 稚高は商工高校と一緒になり現在、普通科、衛生看護科に加え商業科がある。稚内職安のデータでは未定の大半は地元を希望しているので、その辺りが解消できれば3月1日の卒業式までの完全就職も見込めるであろう。
 稚内市内にある事業所の人手不足は過去に経験がないほどの酷い状況にあるが、社会人経験者と違い新規学卒者は即戦力にはならず育てるのに年数を要する。しかし初々しさは企業に活力を与える一助ともなるだろう。
 どうか市内に希望する就職先がないからといって札幌など地方に出ることなく稚内の将来を支える人材になるよう希望する。故郷に残り活性化の戦力になって欲しい。

コメントを残す