時の話題 「北の桜守」

 世に言う「サユリスト」ではないが、吉永小百合さんが舞台挨拶するというので先週土曜にあった先行上映会に行った。文化センターは超満員の千百人以上の人達で埋まり桜色のスーツを着た吉永さんの若いこと。人を惹き付けるオーラといい圧倒されてしまった。
 先ずは舞台袖から出て来る足取りの軽やかで跳びはねるという形容は大袈裟かも知れないが、とても筆者より10歳上とは思えないほど軽快に登場し、その後の挨拶は集まった稚内市民を虜にしてしまうほどであった。
 吉永さんと共に登場した多田東映社長の挨拶に続き吉永さんの取り計らいなのだろうか稚内ロケの制作に携わったアソシエイトプロデューサーの高橋一平氏(光速憧路社長、T・ジョイ稚内社長)も舞台に上がり挨拶するという演出もあり、映画主題歌の「花、闌の時」(小椋佳作詞作曲)を歌ったエンジェルボイスの子供たちへの感謝の贈り物もあり、稚内市民と一丸となった作品なことを振り返っていた。
 映画は期待に違わず親子の絆の深さと母親(吉永さん)の子を思う気持ちが北海道に咲く桜を象徴として凝縮された作品で、涙腺は緩みっ放しであった。
 北の3部作最終章ということで吉永さんの北海道を舞台にした映画は終止符を打つ。「キューポラのある街」「細雪」「夢千代日記」など数々の代表作に劣らず「北の桜守」は秀逸な作品で3月10日からの全国封切では是非、市民の皆さんに観て欲しい。
 「北のカナリアたち」に続き連続し稚内を舞台にして戴いた東映に感謝申し上げる。

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