時の話題 「東京一極集中」

 全国的には東京圏一極集中、全道的には札幌圏偏在が続いているようだ。総務省が公表した昨年の人口移動報告である。
 東京圏への転入超過は22年間続いているとしているが、その前から進学や就職を機にした東京への流入は多く筆者も45年前、進学を機に上京した一人であった。
 東京は憧れの街で林立する高層ビル群、男性が女性のような言葉遣いをする光景など何もかもが新鮮だった。何年か住んでいると東京生まれは存外少なく大半が地方から来た田舎の人間であり「皆んな(東京に)順応しようと無理しているな」との思いはした。
 昔は稚内からも進学で上京する若者が結構いたものだが、今は札幌止まりのようで隔世の感がしなくもない。それだけ道民にとって札幌が東京に代わり受け皿になっている一方、親の経済力が衰えているということにもなるのか。
 東京でも札幌でも何処でもいいし、大学など上の学校に行き就職するのもいいが、稚内に住む者として程々でUターンしてくれればと願っている。
 東京の人の多さ、生き馬の目を抜くような生存競争に疲れた人は〝ふるさと納税〟だけでなく、実際ふるさとに帰ってきなさいよと言いたくなる。
 札幌だって人口が肥大化し除雪の様子(今冬は寡雪だが)をテレビなどで見ると人が住む所でないとの思いを強くする。
 東京、札幌ともに住んでいた筆者が言うのだから事実と懸け離れた事でもない。東京は人が住む所ではない。田舎暮らしが一番だ。年を取ると分かる。

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