より順調に成長 稚内水試の佐野主査ミズダコ研究

 稚内水試調査研究部の佐野稔主査が研究しているミズダコの卵が次々に孵化し、体長1㌢ほどの稚ダコが順調に成長している。
 謎の多いミズダコの生態を解明するため、4年前から調査を始めた佐野主査は、飼育が難しいとされるミズダコの卵を孵化させ試行錯誤を繰り返しながら研究に取り組んでいる。
 昨年は稚ダコを自身最長記録の120日間飼育するなど、少しずつだが成果が伸びる中、今年は根室の専門家からアドバイスをもらい、動物プランクトンのアルテミアを孵化させる水槽を佐野主査が手作りで稚ダコ用に改造。昨年12月から孵化し始めた稚ダコを水槽に入れ飼育したところ、海中に近い環境を作り上げたことでエサの食いつきがこれまでより向上したという。
 佐野主査によると、生後20日間まで育てるのが最初の難関で、そのあと着底させることが出来れば生存率が上がる。「今回は今までにないほど稚ダコの飼育が順調。国内でたった1例しかない着底までの期間など解明できるようデータを取りながら頑張りたい」と話していた。

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