時の話題 「漁協合併検討を」

 水産庁は来年度の日本海北部海域のスケソTAC(漁獲可能量)を今年度据え置きの6300㌧と決めたが、それに対する関係者の反応は「何時まで漁獲制限するのか」などと現状を認識しない発言があり正直呆れてしまった。
 将来の資源回復めざし設定されるTACの精神を踏みにじるといっても過言でないもので、関係者は現状認識をしっかり持ち阿呆な発言しないようにしたらいい。
 新年になり稚内機船漁協所属の沖底漁船6隻(かけ廻し5隻、オッター1隻)はタラの好漁続き一息ついている感あるが、昨年一年間の水揚げ額は16億円台と最盛期昭和40年代の300億円に比べ5%まで激減している。
 一昨年はホッケが高騰し数量減をカバーした格好となったものの総体的な資源減少には歯止めはかからず、沖底漁船の老朽化も相俟って将来展望を見通せない状況にある。
 水産庁の「もうかる漁業」事業助成により今年3月末までは収支のバランスが見込めるが、4月以降となると覚束ない状況にあり先行きはかなり暗い。
 ひとつ提案だが、他の一部地域にあるよう沿岸漁漁協との合併を模索したらどうか。稚内の沿岸漁漁協といえば宗谷と稚内だが、宗谷とは兎も角、稚内漁協とは市場も隣接しており魚を水揚げするという生業に変わるものでなく合併実現は不可能なことではないと考えるのだが。
 合併によって漁協組織をスリム化しコストダウンを図り、将来的に減少するだろう資源を見据えた戦略を立てるべきでないのか。検討してみては如何か。

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