時の話題 「朝日ボウル撤退」

 名寄から進出し稚内のボウリングの灯を絶やさずにきた朝日ボウルが事業継承者を探している。川口晴生社長(63)としては3月末での稚内撤退を検討中だが、是非誰か引き継いでくれればという悲痛な思いがある。
 ボウリングブームは稚内でも例に洩れず昭和29年生まれの筆者が中学生の頃の40年代前半には5つのボウリング場があったものの、ブーム衰退により1店また1店と食品スーパーや家具店などに代わり一時は1店もなくなってしまったが、名寄でボウリング場を経営していた川口さんが稚内に進出し、29年間、日本最北のマチでのボウリングというスポーツを支えてきた。
 建物は建築から50年ほど経ち相当老朽化しており、上下水道や電気関連の補修が急がれているが、ボウリングのレーンや機械関係はこれまで同社が補修してきており、仮に事業継承された場合の営業には何ら支障がないという。
 川口社長の人となり全く存ぜぬが、世間一般的には事業中止に当たり今回のように継承者を広く探すというのは稀なことで川口さんの人柄、経営者としての矜持を窺わすものであり、その希望に応え継承する人が出てくればと願っている。
 水回り、電気など改修には数百万円は費やすだろうし、ほかに譲渡費など含めれば3千万円近くの投資が必要(川口社長)になるので、手を上げる企業いればいいが。
 人口が減少し経済が縮小してくると多様な業種で継続が難しくなる。早急に起爆剤となる手打たねばマチは衰退していくばかりで夢も希望もなくなる。

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