時の話題 「あれから23年」

 高速道路の橋脚倒壊に慄然とした阪神・淡路大震災から17日で23年が過ぎた。祖母の1周忌で稚内に里帰りする予定だった姪の夫の実家が神戸にあり被災したため法要出席が取り止めになったこともあって鮮明に覚えている。
 死者6434人。それまでの犠牲者としては大正12年(1923年)の関東大震災(死者9万9千人、行方不明4万3千人)に次ぐものだった。その後、平成23年(2011年)3月11日には東日本大震災(死者・行方不明者2万人)があり、火山列島の日本に住む我々は何時この悲劇に襲われかねないとの不安を抱えながら生きている。
 全国紙にこの3つの大地震を忘れないため休日にし防災訓練しては―との投書があった。一案だが地震など災害への備えは普段からの心掛けや取り組みが大事であり休日にする事でもなかろう。それはそれとして犠牲者には哀悼の誠を捧げる。
 23年も経てば当時赤ちゃんの人も成人し、父母や兄弟など家族の誰かが犠牲になっているとしたなら慟哭しながら呻吟の日々を送ってきただろう。NHKで「家族の分まで頑張って生きていかなければ」と子供時代に決意した23歳の男性が引きこもるなど精神的に辛い毎日を送ったことが放送されていたが、そんなに頑張らなくたっていいし、生きているだけで亡くなった家族は満足しているだろうし、思い詰めないで生きて幸せな家族を作ってほしい。
 人生とは悔恨の連続である。弱くとも生き抜き彼方に行った時「頑張ったね」と家族に誉められればいい。

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