時の話題 「良い政治なのか」
お金が貯まるのはいいが、雪は勘弁願いたい。この原稿を書き出した13日午前10時過ぎ外を見ると雪が深々と降っている。
雪国に住む者に欠かせない灯油が上昇してきている。稚内での1㍑当たりの価格は80円を超えており490㍑のホームタンクいっぱい給油すると4万円ほどになる。寒さが厳しくなればなるほど消費量が増えるので半端な支出でない。
OPEC(石油輸出国機構)加盟国などの協調減産、サウジアラビアの政情不安などが原油値上がりの理由のようだが、冬になり需要期を迎えると謀ったように上昇するのは腹立たしい。
筆者宅はオール電化なので影響がないと思われがちだが、電気料金の2度に亘る値上げで深夜蓄熱の割合を落としており、その分ポータブルストーブの出番が増えているので影響がないわけでない。
ガソリンも上昇してきており、更には野菜の高いこと。鍋に欠かせないハクサイは1玉700円もしている。
物価の2%上昇を目論む政府や日銀にとって好機到来とほくそ笑んでいるだろうが、庶民は堪ったものでない。安倍さんも黒田さん(日銀総裁)も下々の暮らしなど頓着していないだろう。
油が上がり野菜など食べ物も上がり消費税も来年10月には10%に上がる。千円の物買えば100円の税を強制的に徴収される。
地方含め1100兆円もの借金を抱える日本。社会保障費賄うためとしているが、国会議員数と1人当り歳費削減など身を切る改革行うならまだしも国民にだけ負担強いるのは良い政治と言えるか。