ガウディ研究者で稚内出身の田中裕也さんが全国日本学士会からアカデミア賞  

 全国日本学士会(京都)が日本や世界の文化、社会発展に貢献した人を表彰するアカデミア賞に、稚内出身でガウディ研究の第一人者として世界的に知られている建築家・田中裕也さん(65)=スペイン・バルセロナ在住=が受賞した。2月9日に京都で表彰式が行われる。
 世界遺産に数多く登録されている未完成のサグラダ・ファミリア教会などガウディ建築は謎が多く図面も殆ど残されていない。田中さんはガウディの建築物を何十年もかけて実測と図面作成など行い、ガウディ主要作品10点の建築図面を解明するという偉業を成し遂げたことが認められ、アカデミア賞の国際部門に輝いた。
 ガウディ建築に関わって45年。1882年に着工し未だ建設中のサグラダ・ファミリア教会の実測などし38年になる田中さんは「思いがけない受賞です。最初の頃は不安な気持ちが続きましたが、作図という形が見え始めるようになって徐々に自信が持てるようになりました。先の見えない研究作業の日々でしたが、継続できたのは家族、友人や応援してくれた人のお陰だと思っています」と受賞を喜び、建築家として「研究の成果を社会へ恩返しできるよう活動を進めていきたい」と本紙にメールでコメントを寄せた。

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