時の話題 「高齢者の運転」

 死亡事故がゼロだからといって手放しで喜べるわけでない。死亡に至らなくもどれほど人がケガをし後遺症に苦しんでいることか。
 最近も群馬県前橋市で3学期の始まりで学校に自転車登校していた女子高生2人が85歳の高齢者が運転する車にはねられ意識不明になる事故があった。命が助かったとしても重い障害が残るだろう。
 人にもよるが寛大に見ても80歳までに免許証を返上しなければ今回のよう晩節を汚すことになる。それだけでは済まぬ高校生のことを思うと、この高齢者とは何の関係もないが憤りさえ覚える。本人もそうだが、運転を止めさせられなかった身内の罪も軽くない。
 昨日の「天北堆」でも書いたが、このような事故は被害者、加害者ばかりでなく家族も巻き込み不幸のどん底に落としてしまう。
 交通事故の減少は全国的な傾向で、道路や信号など整備もあるが人工知能(AI)の自動運転でのブレーキとアクセルの踏み違えを正したり、車や人との衝突を回避するシステムも寄与している。
 高齢者の事故を検証する時、ペダルの踏み違えや認知機能の低下が主原因だろうから80歳以上の人が運転する時には自動運転機能を持った車に乗る事を条件にしたらどうか。
 一般論だが年金暮らしの高齢者は金銭的余裕はないだろうから車を購入する際に国が補助することも必要だろう。悲惨な事故を防ぐため是非実現してほしいものだ。
 80歳と言わず70歳代半ばをもって免許を返上してもらい公共交通機関を利用するようにすれば人生最終盤を汚すこともなかろうて。

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