時の話題 「身の丈の町作り」

 新年も十日を過ぎるとお屠蘇気分も抜け普段の生活に戻る一方、新しい年への希望も膨らむ。新年交礼会は別にし商工会議所主催の新春経済懇談会は武部衆議や吉田道議、工藤市長ら政官のリーダーの新年に当たっての所感や抱負が聞けることもあって大勢の方々で会場は埋まる。
 仕事の都合で衆議、道議、市長らの挨拶が終わったあとのゲストによる特別講演を拝聴する事になるのだが、今年はコンパクトシティを深化させ〝整体〟としての町再生の手法を聞き、ふんどしのように街が変にひょろ長い稚内にこそ活かすべき考え方と手法なことを痛感した。
 懇談会冒頭の挨拶で中田会頭が述べたよう市役所庁舎改築を喫緊の課題とした中での中央3、4地区に新しい市役所、市立病院など公共施設、そして改築時期に入った稚内信金本店を建設するというだけでなく、特別講演した森傑北大大学院教授のセントラルベルト構想、すなわち高齢者でも歩ける範囲の400㍍あるいは800㍍域の再構築に取り組んで行かなければならないという商工会議所として稚内の将来展望を見据えたもので、今の世代が未来の稚内世代にプレゼントにしようというものだ。
 この構想には中央アーケード街の再開発も頭に入れなくてはならず、市役所、信金本店の建物の中にショッピングモール的なエリアを作るのも一計に値するのでないか。
 住宅地拡大に伴い行政も対策してきたが、それもそろそろ限界だろう。これから求められるのは人口2万5千人(現在3万5千人)に見合った町作りだ。

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