稚内の安全安心に 野嶋さんと警察犬ジャスパー

 今年は戌年。いぬは安全、献身など昔から言い伝えられ、常に忠誠心を持つ動物とされているが、稚内市内で野嶋喜信さん(49)=緑6=とジャスパー(シェパード・オス3歳)のコンビは、北海道警察嘱託犬として日々事件解決の出動に備え訓練に励んでいる。
 元々いぬ好きで幼い頃に見た警察犬が活躍したTVドラマの影響で犬を飼うならシェパードと決め、自分も警察犬指導手として活動ができればと願っていた野嶋さんは、知人などの紹介もあり平成26年に生後間もないシェパードのジャスパーとブルース(オス・3歳)の2頭を飼うことを決めた。その後すぐにジャスパーを約1年間、札幌の警察犬専門の訓練所に預け訓練を受けさせ翌年から1年半に亘って野嶋さんと一緒の訓練が始まった。
 人犬一体の信頼関係を築き厳しい訓練に耐えたジャスパーは、平成28年に旭川市での審査会に初めて挑み見事合格。念願だった警察犬に登録された。
 当時を振り返り「始めは意思疎通が上手くいかず悩んだこともあったが登録された時は凄く嬉しかった」と話し、稚内署でも平成21年を最後に警察犬の登録がなく、この間の警察犬は士別署などに協力をしてもらっていたのでジャスパーの警察犬登録は同署にとって心強い存在となった。
 昨年は強盗未遂事件など3件の捜査に出動したものの、訓練と実践との違いに戸惑い改めて嘱託犬の難しさを肌で感じたと話す野嶋さんは、訓練以外にも市民の人達に警察犬について知ってもらえればと、市内のイベントに参加しては広報活動に取り組んでおり、2月に開催される犬ぞり大会でもう一頭の愛犬ブルースと一頭引きレースへの出場を予定している。
 野嶋さんは今後も「安全安心な稚内のため捜査に協力して行きたい」と抱負を語っていた。

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