時の話題 「読書の奨め」

 市立図書館が先月から借りた本の履歴が判る「読書通帳」を発行している。幼児用はピンク色など年代ごとに色分けした4種類のものを発行し100冊借りて読んだ人には記念品もプレゼントする。稚内市民が読書を楽しむ切っ掛けになればという試みだという。
 背景には昨今の読書離れもあるのだろう。
 読書が何故大切かというと先ず受け身でないことであり自らが本を手に取り読み思考を巡らすということでないのか。スマホなどのゲームに興じる子供たち、いや親への警鐘なのだろうとの見方もできよう。
 筆者が子供の頃はTVゲームなど勿論なく遊びといえば外で野球(ソフトボール)をし鬼ごっこや駆けっこをし、家の中ではマンガや小説など読むという程度のことしかなく、中学生の頃は同級生とエラリー・クィーンの「Xの悲劇」「Yの悲劇」など推理小説を読破するのを競ったものであった。
 外遊び・内遊びの原光景であり、その後、成人し試練に遭遇した時、この遊び体験、特に読書の経験がどれほど役立ったことか。
 難しいものを読むのが読書でなくマンガでも何でも好きな本を手にし目にするだけでもいい。そこに人から与えられる受け身でなく、能動的に事に当たるということも醸成されるのでないのか。
 そういうことからも図書館の読書通帳は子供たちにとって読書の習慣化を養う一助にもなり、読破した記録を掲載することで自分自身の励みともなろう。
 読書など学ぶ事の大切さは年を重ねるにつれジワッと分かり、人生の糧にもなろう。

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