読者コーナー

 来年、稚内で開かれるホタル生息再生事業活動の全国大会の話を同級生から聞き、在郷時の体験談(生息地)等を助言や情報提供を行ってきた一人として10月の東京稚内会故郷訪問に参加し昔、ホタルが生息していた土地を調査したが、もはや稚内市内に生息可能な環境が皆無であることが分かった。当時の生息地はほぼ全面的に埋め立や護岸工事がされ大きく変貌したのを目のあたりにし、人間のエゴを痛感した。ホタルどころかサンショウウオ、カエルなども生息する環境ではなかった。敢えて言うなら大沼・メグマにしか残っていないのではと思う。「港湾栄えて街は衰退大型動物の楽園かな」今回の故郷訪問の率直な感想だ。残すべき価値観(文化)に欠如した市民性を目にし過疎化現象に歯止めを―と施策を展開しているようだが、先ずは文化的市民性を持つ必然性を強く感じながら市内を散策した。否定的な意見ばかり述べるだけでなく協力していきたいとの気持ちもあるが、市民の意識改革の必要性を感じた故郷訪問であった。我々(離郷民)が出来ることには限界がある。
(東京在住の金澤勉)

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