時の話題 「波綻から20年」

 山一証券、北海道拓殖銀行(拓銀)などが自主廃業したり倒産し20年経った。北海道にとっては拓銀の影響が大きく地方で名立たる企業も連鎖倒産したが個人的には学生の時、僅か2カ月ほどだったものの、山一の練馬支店で株価の動きを知らせる黒板書きのアルバイトをしたことがあり思い入れが強い。
 当時、株価の動きは東証での株の売り買いがラジオで中継され、その間、定刻に発表される株価を黒板に素早く書き込んでいくという作業で、アルバイトにはもう1人大学生がいた。
 支店とはいえ男性社員はエリートの集まりであり女性社員も美人揃いであったのを覚えている。
 道民から「たくぎんさん」と呼ばれ道内の金融界は同行なくして語れない存在の拓銀は当時の都市銀行(道内唯一)の一行であり水産、観光、土建など世話にならなかった企業がなかったほどの大銀行であり、拓銀破綻後の道内経済の凋落は目を覆うものがあった。
 職を失った行員も呻吟したのは疑いないことで、昨日朝のNHKで放送していたように全く違うラーメン屋で成功した人がいる一方、それまでエリートコースを歩んできただけに落ちこぼれてしまった人もいただろう。
 道職員として宗谷総合振興局に赴任してきた元行員の秀れた仕事ぶりには「さすが拓銀マン」と思ったもので、優秀な人間は仕事が変わろうが能力が落ちることないのを彼を見て改めて思った。
 有為転変、世の習いといいながら民間は潰れるリスクがある。それに比べ○○○は。思いあたる人いるかな。

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