物流の拡大など探る 第4回極東・サハリンセミナー

 北海道サハリン航路(HSL)主催の第4回極東・サハリン経済交流セミナー「サハリン航路が目指す人流・物流に向けた挑戦」は17日午後、経済センターで開かれ、稚内港を拠点としたサハリンとの物流拡大などに向けての可能性を探った。
 宗谷総合振興局が共催し開かれたセミナーに参加した関係者60人余りを前に、サハリン州ユジノサハリンスク市で道銀駐在所長などを経験した道銀国際部の三上訓人ロシア室長兼上席調査役が「北海道とサハリンとのビジネスチャンスを掴むために」と題し講演。極東地域での物流を促進させるために地域商社を現地に設置する必要性を強調し「設置することで相手が求める情報が入ってくる」とし、貿易拡大については「農産物などオール北海道で輸出しようとしても荷物が集まらないのが現状。全国各地から物を集めないとビジネスとして成り立たない」と指摘した。
 「ロシア極東での物産展から見える稚内港の活用」と題し講話したノマド(札幌)の伊藤稔常務取締役は「貨物船で小樽からコルサコフ港まで24時間かかるのに対し稚内は6~8時間で着く。サハリンから空輸でハバロフスク、シベリア鉄道が貨物用にダイヤがコントロールされればモスクワなどと鉄路での物流ができる」と提言した。
 引き続き道銀地域総合研究所地域戦略研究部の加賀屋佳史事業部長がロシアとの貿易を支えるサポートデスクの設置、HSLの日向寺専務は今季運航した航路の利用実績、来季に向けての展望などを話した。

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