時の話題 「日馬富士引退か」

 ポカどころか引退に追い詰められるような暴力沙汰を起こした角界の頂点である横綱の日馬富士関。モンゴル出身の力士だけ集まった内輪の宴席とはいえビール瓶で頭部を殴った上に平手を何十発も食らわすとは。
 日馬関の酒癖の悪さはつとに知れ渡っており暴行された貴ノ岩関も十分注意していた筈だが、説教されている最中に掛かってきたスマホに対応しようとしたのは軽率だった。酔いに任せ烈火のごとくの所業に走ったのだ。
 しかし、この一件は先月26日の鳥取巡業の事であり、その後、貴関は巡業にも出て官庁を表敬訪問しており、11月に入り一時入院したなどとの事実を経たあとの九州場所初日の12日の2、3日前に休場届を提出したというのは納得できるものではない。
 同じモンゴル出身力士の間の事でもあり何事もなかったようするつもりだったのだろうが、貴乃花親方の耳に入り告訴するまでに至り発覚したというのが経緯なのか。
 この間、相撲協会の八角理事長ら役員にも暴力行為の話は届いていたのだろうが、内輪沙汰として安易に考えていなかったか。このままでは朝青龍のように引退という事態に発展しそうな雲行きだ。
 大相撲の世界というのは勝つか負けるかの修羅の場であり、力士の精神的重圧というのは市井の人間には計り知れないものだろう。しかし年下で下位にあり同郷とはいえ暴力は御法度だ。
 4横綱時代が終焉するのか。とてつもつく厳しい勝負の世界に甘い処分は似つかわしくなく、日馬関の引退は致し方ないかな。

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