時の話題 「強く生きよ」

 神奈川県座間市にあるアパートの一室で起きた連続殺人事件はこれまでの猟奇的な事件と同じ人を殺すということでは何ら変わるものではないが、何か得心のいかないものを感じている。
 事件が発覚し連日報道されるにつれ自死(自殺)願望の若い女性が多くいることへの割り切れなさも感じているところだ。
 それにしても犯人は卑劣な奴だ。自死願望のある若い女性を巧みに誘い出し、自分のアパートに連れて来ては首を絞めて失神させ、その後楽しむように殺してしまう。
 「首吊り士」などと名乗りSNSで一緒に自死しようと誘い、自らはさらさら自死する気がないのに、願望が一時的な人さえ手にかけてしまう。異常者である。
 犯人、自死願望者ともに心に闇を抱えSNSで遣り取りするうち接点というのか親近感を持ってしまい、何かに取り付かれた夢遊病者のように悪魔の手中に引き込まれてしまったのか。
 世の中は不公平で自分には何もいいことなく誰も力になってくれない―などと悲観して自死を考える若者は少なくないが、そのうちシンデレラに王子さまが現れたよう悲痛な現実が夢と化すような幸福が訪れるやも知れず、どのような環境にあっても諦めず生きていくことだ。
 生きていれば美味しいものも食べれるし、お金がなければ働けばよく、働く意欲が出なければ公的救済とてあろう。生きてさえいればどうにかなる。
 悪党の毒牙にかかるには早過ぎる。人生を無駄にしてはいけない。

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