時の話題 「求人倍率1・42倍」

 求職者100人に対し142人もの求人がある超売り手市場の雇用状況が稚内でも現出している。稚内職安管内(稚内、猿払、豊富、幌延、天塩、遠別、利礼3町)の9月の有効求人倍率は1・42倍という統計史上、稀にみる高い数値になった。
 パート含む常用で卸売業、小売業、医療、福祉、飲食サービス業から多くの求人があり正に人手不足の状況を呈し、従業員を確保できないので新規開業を延期する飲食業者もいるほどで深刻さは増すばかりだ。
 飲食サービスやホテルなど宿泊など関連業界はインバウンド含め堅調な観光客入込みによって猫の手を借りたいほどの忙しさにあるようで、医療や福祉関連、建設業、運送業も慢性的な人材難が続いている。
 建築・土木・測量技術者は求人56人に対し求職5人の11・20倍という有り得ない有効求人倍率になっており、その一方、事務職(0・24倍)、選別や軽作業員(0・23倍)には求人を大幅に上回る求職があり、ミスマッチが顕在化している。
 一般求人しても人が集まらないので企業側としては新規高卒者採用に重きを置き求人しているが、どの企業も考えることは同じのようで学卒者求人倍率は2・96倍(昨年9月末は1・15倍)までハネ上がり熾烈な人材獲得合戦に至っている。
 少子高齢化により20~40代の働き手が減少しているのが要因なのだろうが、それにしても尋常でない労働力不足である。
 楽して稼げる仕事などなく苦労する仕事の方が喜びは大きいと言っても詮ないのは分かっているのですがね。

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