時の話題 「景況レポート」

 稚内信金から稚内など主要営業エリアの今年7~9月期実績が公表された。140社(回収率100%)から聞き取りした業績をまとめたもので、卸売業とサービス業は「晴れ」、小売業「曇り時々晴れ」、製造業と建設業が「曇り時々雨」と業種によって相違はあるが、結論を申せば今年1~3月期のマイナス業績という底は脱したようだ。
 ただ売上額の伸長ほど収益DIは良くはなく昨年7~9月期を下回っている。
 人口が減り経済規模が縮小する中、どの業種とも好業績なんてことは有り得ず、総体として現状維持できれば御の字という経営者心理で業績も推移するのかなとは思う。
 今回のレポートで意外だったのは建設業の悪化だ。「上向いている」と側聞していただけに受注。収益ともマイナスDIというのは認識の的外れであり汗顔の至りだ。
 建設業界というのは好業績の時でも悪化の時でも自ら公けにすることがなく、どんと構える趣がある。旧民主党政権化にはマイナス50以下のDIまで落ち込み自民党政権で回復したものと思いきや、依然として売上・収益のマイナス業績は続いており、今年1~3月期には民主党政権時代に近い数値まで下落していた。
 受注の減少、競争激化、人手不足に加え下請けの確保難、人件費以外の経費増大が経営に重く伸し掛かっているとしている。
 今後の見通しも良くはなく、稚内をけん引してきた基幹産業だけに気懸かりだ。
 公共事業だけでなく民間需要があれば回復が早い。

コメントを残す