稚内市が吹き矢で鹿捕獲 

 31日から恵比須、ノシャップなど北地区で麻酔薬を仕込んだ吹き矢によるシカ捕獲が始まり2頭射止めた。
 猟銃が使えない住宅街などでの捕獲手法として今回、試験的に実施しており、捕獲の様子が報道関係者に公開された。
 野生動物の調査研究や札幌市内で麻酔によるシカの捕獲実績があるNPO法人「EnVison環境保全事務所」(札幌)が、31日午後、恵比須地区で吹き矢を使いメス1頭捕獲した。
 1日朝、最初に公開された「こどもの国」跡での捕獲は失敗に終わったものの、森林公園に場所を移し行った捕獲作戦で午前10時25分頃、環境保全事務所の早稲田宏一研究員が放った矢が1頭のシカの背中に命中。5分後に麻酔が効き横たわり更に1本矢を放つと眠りについた。
 麻酔薬入りの吹き矢で2頭の捕獲に成功した早稲田研究員は「住宅地で銃が使えない以上、吹き矢による捕獲がベストの方法だと思う」と話し、今回、個体数を抑えるためメスに絞って捕獲を試みたという市農政課の近江幸秀課長は「吹き矢の捕獲を3年続けた羅臼では年間20頭を捕獲し個体数は減少傾向にある。北地区では2日午前中まで吹き矢による捕獲を実施した結果を検証した上で来年、本格的に実施するかを検討したい」と話していた。

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