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 市民の目線は厳しいものだ。稚内市役所(水道部)で新しい公用車を納車したのだが、ナビ付きのグレードの高いSUV車で「今のご時世必要だろうか。水道料金に転嫁されない事祈るばかり…」と皮肉たっぷりのメールが小社に届いた。
 真偽を担当課長に確かめたところ本当のことで、近年は他の自治体から災害などの派遣要請があり地理不案内の上に現場は山道など悪路のこともあり、ナビ、4輪駆動車は必需品になっているとの返答。車はリース契約で入札が行われ稚内市内の業者が落札した。
 メールにある「ご時世」というのは決して稚内の経済が良いとはいえない中、400万円近い車を税金で購入していいものなのか―という市民として疑念であり「水道料金云々」というのは蛇足にしても官庁、とりわけ市役所に住民の厳しい目が注がれているのは確かのようだ。
 魚が獲れ観光客も増え官だけでなく民間企業、そして一般市民も恩恵に浴していた時代は何でもかんでも行け行けどんどんでも良かったが、人口は減るは産業は衰退するでは無い袖は振れないとばかりに対費用効果が求められている。
 昔の市役所といったら幹部職員は出庁し暫く新聞を見るなどしていたが、今はそのような幹部は一人もおらず不遜な態度をとる者もいなくなった。
 税金の使途に問題少なくないが、なんでもかんでも目に角を立てては若い職員が萎縮するばかりで将来の稚内にとって良くはない。
 無駄を省き重要な事に費用を投入するようしたらいい。そうすれば市民の文句もない。