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 生前、妻の母が手紙か何かに認めていたことを偶に思い出す。
 「あなたたちと風呂からの帰りに飲むビールが美味しく、あの時が一番幸せだった」
 筆者と結婚する前、妻は父母と姪と住んでおり、義母は近くの銭湯に行き帰宅し飲んだ200㍉か150㍉だかの缶ビールが美味しく、3人でビールを飲み、交わす言葉に暇の幸せを感じたのであろうか。
 人の幸せというのはそんなものかも知れない。女性の方は家族の安寧を願い自らは身を粉にして夫を含めた家族に尽くし、何気ない生活の一こまに幸福を感ずる。
 社会で七人の敵に囲まれ生活する男性も家では女房の手の平で更には尻にも敷かれ暮らす。家の大黒柱としての威厳を見せるのも民主主義の今の世の中では流行らないので程々の体で家族の一員を成す。それでいいのだろう。
 10日の衆院選公示を前にした民進党のドタバタ劇には呆れる。小池都知事が立ち上げた「希望の党」への合流を宣言し一夜たつと「私たちの考えに馴染まない」などとして分裂し新たに別の党「立憲民主党」を創設し、はたまた無所属で立候補する人も。バラバラになった家族のようだ。
 自分以外と対峙するのが人間の常とはいえ余りにも私利私欲な醜悪さは見ていると吐き気さえもよおす。欲の皮を張らず己が家族の幸せを願うよう対処すればと思うのだがタダの人は御免なのかね。
 道内12区で唯一、去就が決まっていなかった12区の水上美華氏は希望の党からの出馬が決まり10日、稚内入りするという。