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 春先の60人を超す参会者から平常の40人超に戻った今月の三水会で聞いた藤井稚内署長のスピーチで「街頭犯罪は減っているが一喜一憂することなく〝体感治安〟の向上めざすのが警察としての究極の務め」という言葉が印象に残った。何事にも糠喜びすることなくとはいえ憂うことなく治安を守るという警察官の矜持を感じた。
 以前、小欄で仕事にするものでない職業の代表に学校の先生と警察官を挙げたのは収入の割に仕事がきつく、学校の先生は担任やクラブ活動で帰りは遅く子供たちに夏・冬休みはあっても休みを取ることさえ儘ならず挙げ句は何かと五月のハエのような親御さんもいる。警察も一般国民が余暇を楽しむ時に交通取締りなど働かなければならないという共にストレスが溜まる職業だからである。
 この2つの職業の他に新聞記者も加えたいところだが敢えて追記はしない。要は割の合わない仕事なのだが、何故か先生、警察官、記者とも人気職業であり、記者現職から退いた身としては「何も苦労する仕事を選ぶことなかろう」と思っているところだ。
 蓼食う虫も好き好きとの言葉があるよう人の好みは男と女の関係のよう様々であり、それが人生一興のところかも知れない。
 警察は地域の治安を守るべく犯罪や交通事故の防止などに目を光らせているが、悪い輩は浜の真砂ほどおり、藤井署長が言っていたようイタチごっこの状況を呈している。しかし警察が手を緩めてしまうと悪党どもはのさばるばかりであり、心身に気を付け奮闘して戴きたい。