公私とも活動範囲が狭まる中でも立ち寄る所があり、先日、筆者がそこの主と世間話をしているとひょっこり市議会議員の一人が現れ、議会や稚内市のこと、景気のこと等々話をした。
 普段何かとお世話になり、議員活動にも真摯な取り組みをしている市議さんの議会への危機感は強く議員の率先性を強調する一方、存在が朧げな議員がいる現状に苦言を呈していたが、当方「宜なるかな」と、訪問先の事務所の主と変に納得するものがあった。
 定員18人から2人の欠員が生じている市議会と議員の在り方は。昔、議員というのは名誉職のようなところがあり経済界の重鎮が務めることが多かった。しかし経済界も名誉職に止まれるほど余裕はなく、そういうことでは二元代表制の一角を成す健全な姿になったと言えなくもないが、どうも個々の議員がその責任を放棄しているように思うのは筆者だけであるまい。
 一部の議員の一生懸命さが目に付くくらいの体たらくを受け議会不要論が公然と語られるのは情けない。
 議員年金が廃止され稚内市の場合、報酬(政務活動費含む)が高額とはいえない現状にあって改選ごとに定数削減が問題として浮上していてはモチベーションが下がるのも無理がないではないが、負託を受けたからには市民のため市長と渡り合うくらいの胆力が必要でないのか。
 葬儀の顧問を務めてもらうため市民はあなた方を選んでいない。議員になろうと決意した初心に還り議会がリーダーシップを取って導いていくのだという気骨を持ってほしい。