稚内労基署から6月の同署管内の労働災害状況が公表され、稚内市内の社会福祉施設で死亡事故があったことが分かった。同署管内では昨年2月の設備工事業での事故以来1年4カ月ぶりのことだが、その死因が洗濯物を干していた脚立の2段目(高さ47㌢)から墜落した影響での内臓損傷によるものとのことで同署では一般家庭でも起こり得るような慣れている作業といえ気を抜くことなく作業するよう呼びかけている。
 6月は死亡事故入れ12件発生。年度が変わった4月以降、3カ月連続し労災が10件を超えた。労基署は休業4日以上の労災を休業労災として公表しているが休業3日以下のものも相当数あるだろうから気を付けたいものである。
 雪が融け経済活動が活発化してくるのと比例し労災が多くなってくるが、6月の労災事例をみると、大半がちょっと注意していれば防げるウッカリ事故であり心しなければならない。
 従業員が数十人、数百人いる事業所であれば労災で1人欠いても戦力ダウンとならないが、数人、十数人の事業所では大きな痛手となるだけに、経営者、従業者とも普段からの労災撲滅への意識付けと取り組みが重要なのは論を俟たない。
 7月も半ばになり労災の状況がどうなのか懸念される。建設業も漁業も繁忙期にあるので多発が心配だ。仕事(工事)進捗や遅れやミスはある意味取り返しができるものの、人の身へのケガは命に関わることでもあるので何をするにも慎重に実行していきたいものだ。
 安易な心での取り組みを戒めたい。