ミズダコの稚ダコ生態調査に取り組んでいる稚内水試の佐野稔主査は、メスダコ7匹の産卵がピークを迎え今後の調査に意欲を燃やしている。
 ミズダコの生態は不明な点が多い中、全国的に本腰を入れ調査しているのは稚内水試くらいしかないという佐野主査だが、ミズダコの産卵する環境や稚ダコの成長過程を探る調査を始めたのは4年前。稚ダコの飼育最長記録はこれまで1年2カ月までしかないといわれる中、3度の挑戦で最長記録を100日まで伸ばしている。
 今年のメスダコ7匹は前回、卵を産み残したタコがいた反省を活かし、水槽の中の篭にタコを入れ飼育したところ、蓋の上から自然環境に近い形で房状に卵を産み付けることに成功。来年1、2月頃の孵化を待つだけになった。
 佐野主査は「エサの与え方や頻度を考えて行かなければならない。今後も出来るだけ最善を尽くし調査に臨みたい」と話していた。