北門神社例大祭を宴と称するのは意味違いのような気はするが、子供たちの喜ぶ様子を見ていると今昔変わらず矢張り宴と言ってもいいだろう。昨日、小社の隣にある市立病院託児所の半てん姿の3歳くらいの男児が毎朝している散歩に出る時、嬉々とした様子を見ては思った。おそらく付き添う保母さんに「まつり(露店街)に行きますよ」と言われたのだろう。
 人口が往時から2万人以上減り、それに伴って露店の数も減っており、今年は神社下~れんげ堂(中央4)まで230店ほどに減り軒を連ねるのでなく一駒々々の間に空きスペースもあり、寂しくなったものだとつくづく思った。
 50年ほど前には北防会館前(宝来5)~真言寺下(中央5)まで正に軒を連ねサーカスも見世物小屋などもあり、ガマの油売りというのか大道芸人と覚しき人もいたものだった。
 まつりになると市内ほとんどの事業所が休みになることもあって当時4館あった映画館は立ち見が出るほどの混雑ぶりで、まつりに合わせ007や「夕陽のガンマン」(マカロニウエスタンが流行っていた)など上映される人気の映画を見ては心を躍らせた。
 露店商の香具師の危なさもフーテンの寅さんではないが口が上手く、普段の生活にはない甘美ささえ感じることがあった。
 今年の露店街を歩くと、お年寄りが結構いるのも子供の頃に感じた思いを呼び起こそうというノスタルジアなのかもしれない。
 きょうは「七夕」。1年に一度という逢瀬を体験する人はあなたかも知れない。