東京都議選で小池百合子知事率いる都民ファーストの会が協力し合った公明党など含め79議席(過半数64)を取る圧巻の〝小池劇場〟を演出する一方、自民党は57議席から23議席へと都議選史上最悪の惨敗を喫した。
 築地市場の移転、東京五輪など山積する首都東京が抱える問題への対応の情報開示含めた期待感もあったろうが、都民ファースト圧勝の要因は傲る平家ならぬ自民党に鉄槌を下す受け皿として認められたことであろう。
 都議選の結果は衆議、参議選にも影響する傾向があり、そういう意味合いでは都民ファーストの国政進出は国民も切望するものであり、機を見るに敏な小池さんが見逃すようなことはなく自民党にとって脅威となろう。
 自民党の惨敗は色々な事が複合的に作用した結果なのだろうが、一番は稲田防衛相の「自衛隊としても」発言であろうか。この方それまでも政治家として一人の人間として疑うような発言など防衛相辞任に当たる不祥事があったのだが、何故か首のすげ替えをしなかった安倍総理に最後の最後にどえらい苦渋を嘗めさせたものだ。
 もり(森友)、かけ(加計)ソバを食べ窮地に陥った安倍内閣は、今回の都議選での大敗北で漂流感を強めており内閣改造での失地回復を目論んでいるようだが、国民を甘く見ない方がいい。
 とりわけ加計学園問題は野党の閉会中審査を受諾し、安倍さん自ら語ったよう真摯に説明責任を果たさなければならない。
 ポスト安倍の検討も視野に入れなければならない事態に至ったようである。