「落とすなら落としてみろ」。政権与党の二階自民党幹事長がマスコミを批判する発言をした。「マスコミの人たちが選挙を左右すると思ったら大間違いでマスコミが偉いと言ったって限度がある」とも言い添えたというのだから開いた口が塞がらない。
 二階さんは、先月29日、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対し精神障がい者に対する差別的発言をし、その直後「表現として適切でなかった」と釈明したにも拘らず舌の根の乾かぬうちに今度はぶち切れたかのようなマスコミ批判。「お金を払って(新聞などを)買ってもらっていることを忘れては駄目だ」とも都議選の応援演説で述べたという。
 都議選(2日投開票)を前に稲田防衛相発言、下村前文科相の加計学園からの献金疑惑など次から次と報道される自民党議員の失態に業を煮やし、その矛先としてマスコミ批判を展開したのか。
 政党、その要人だけでなく自分の事を批判するマスコミは不愉快であろうが、自らが思ったままを発言するのは自民党幹事長として如何なものか。
 政治家なんていうのは、その場凌ぎの口から出任せの人種と諦念すれば腹も立たないが、そう容易に割り切れるものでない。
 稲田さんの都議選での〝自衛隊よろしく発言〟も彼女の資質を疑うものだが、二階さんの今回の発言は政権与党重鎮として傲りがあったにしても、あの女性衆議のおどろおどろしい言動と変わるものでなく由々しきことといえよう。
 さて都議選結果は。さもありなん。政局不透明になりました。