今年も半年が駆け足で過ぎる。「雪少なく楽だったよね」と雪融けが進み春らしく暖かくなったと思いきや薄どんよりした天気が続き梅雨がない北海道に梅雨の時候でも訪れたかのよう。昔はニシン曇りといって群来に湧いたものだが、それはまさに昔の話であり、天気が良いのに越したことはない。
 あと4日すれば北門神社例大祭始まるが今年の天気は?慶事は好天であれば尚更よく、どうか女性が浴衣姿をできるような祭りを望んでおります。晴れて暑いくらいの好天だと華やかさも増し御輿渡御の威勢良さも増幅するでありましょう。
 祭りといえば〝祭り男〟を自認していた古川富美男さんが亡くなり、このたびは旧声問漁協の組合長を務め町議会・市議会議員、そして議長として稚内の産業と市政発展に数々の功績を残した葛西忠さんが満93歳で黄泉に旅立った。
 大谷学園、木馬館両理事長、北星大学理事など務めた立派な方なのだが筆者とは市長選に立候補した人の後援会長としての取材を通し知り合いになったもので、実にざっくばらんな方で何かと薫陶を受けたものだった。
 数々の要職を務め人との接触が多かったためか洞察力と、年老いて尚血気盛んな様子には見習うべきところが多々あり、掛替えのない人物の一人だった。
 葬儀告知にあったよう天寿を全うしたのだろうが、残された遺族の方々にしてみれば未だ長生きしてもらえば―との思いであったであろう。お悔やみ申し上げるものです。
 葛西翁の人の心を見抜いたような目の鋭さが心に残る。合掌。