稚内商工会議所青年部(武藤尚会長)が地域経済活性化を目的に立ち上げた経済戦略プロジェクトの第1回目の活動が28日夜、経済センターで開かれ、外務省から出向し天塩副町長を務める齊藤啓輔氏の講話を聞いた。
 プロジェクトメンバー50人余りを前に、武藤会長は「各団体や組織の枠組みを外し稚内を良くするため取り組みを進めたい。皆のアイデアを全て出した上で膨らませ形にしていきたい」と挨拶。このあと齊藤天塩副町長が「今から歩む稚内創造への道」と題し、昨年7月から取り組んできた地方創生への考えや政策について講話した。
 齊藤副町長は紋別出身。早稲田大学卒業後外務省に入省し、北方領土問題などに携わってきた。今回は地方創生のモデルケースを構築しようと自ら天塩町への出向を希望したとし、高齢化や若者の流出など問題を抱える天塩で将来を見据えた政策を打ち出そうと取り組んでいる。
 齊藤氏は地元特産品の販路について、先ずは流通網を確保しターゲットを絞った上でリスクの少ない販売方法を取り、東京の有名ラーメン店と天塩町のしじみをコラボしたカップラーメンを販売。ニュースなどに取り上げられ好評だったことに「誰に向けて作っているかを明確にし、きちんと売れるようにすることが大切」とし、天塩~稚内間を住民同士の車の相乗りで移動する事業「ライドシェア」、電子図書館の導入などを行い「地方の子供たちに必要な教育を受けさせてあげたい」と思いを語った。
 稚内については「伸びしろがある地域。数十年後の稚内を見据え取り組んでほしい」などと話していた。
 このあと、メンバーは互いの考えなど共有する〝ワールドカフェ〝で話し合った。