北の3部作最終章の「北の桜守」の稚内ロケが終わり、今月上旬から長逗留し稚内でのロケに臨んでいた主演の吉永小百合さんも昨日には離市し、来年3月の公開めざし作品完成に向け制作が進められることになる。
 制作スタッフも数十人稚内入りしたので市内の宿泊施設は満室状態となり、相俟って観光客も多く訪れており、ビジネス客は宿泊先確保に苦労したよう。稚内にとって嬉しい悲鳴ではあった。
 FDA、ANA2便運航もあって観光は最盛期を迎えており、「北の桜守」撮影効果もあり宿泊施設など観光関連業が活気づく中、水産業は沿岸、沖合とも水揚げが堅調のようで、とりわけ懸念していた底曳き漁船のオオナゴ漁が順調なのは安堵している。来月からオッター船だけでなくかけ廻しも漁に加わるので更なる上積みが期待されるものの、昨年のよう7月以降が不漁になる恐れもあるので関係者は今、神頼みの心境でなかろうか。
 ホタテを主体にした沿岸漁は余り悪い話は聞かず、来月解禁のコンブ漁も昨年より数量実入りとも良好のようで、ここまでは毛ガニ漁(刺し網、篭)含め好漁なのは喜ばしいことだ。
 公共事業も国、道、市と発注量が増えているので建設関連業者の動きが活発化しており、作業員として高齢者などの雇用があるのは地域経済への貢献も大きい。
 夏に向かって酪農含め悪い要素は少ないにも拘らず人口流出に歯止めがかからないのは悩みの種だ。人が減ると経済はもとより多方面に悪影響が出る。打開策探らねば。