リハーサルする吉永さん、阿部さん、滝田監督

演技する校長役の工藤市長

ロケセット前でのフォトセッション

 吉永小百合さんの120本目の主演作となる映画「北の桜守」の撮影現場が19日、報道陣に公開された。今月6日から行われていた稚内ロケは21日で終了し、残りは東京で撮影し来年3月10日に全国公開される。
 「北の零年」「北のカナリアたち」に続く北の3部作最終章となる「北の桜守」は、旧ソ連の侵攻により樺太(現サハリン)から逃げ延び北海道で懸命に生き抜いた親子が、十数年の空白を経て再会し失われた記憶を取り戻すための旅を描いた作品。
 19日、緑と太陽の村跡に作られたロケセットでの撮影は、主人公江蓮てつ役の吉永さん夫役の阿部寛さん、江蓮家の友人役の岸部一徳さん、校長先生役の工藤市長らが樺太の地でサクラが開花し喜ぶ光景を演ずる映画冒頭の重要なシーン。吉永さん、阿部さんら俳優陣に混ざり市長も懸命に演技していた。
 その後開かれた記者会見で滝田洋二郎監督吉永さん、阿部さん、岸部さんが作品への思いや撮影したシーンなど語った。吉永さんは120本目の映画出演について「よくここまで続けてこれたなぁという思いですが、残りも気を引き締めて完走して立派な作品にしたい」とし、ロケ地としての稚内については「素晴らしいロケーション。沢山の市民の方々がエキストラとして参加して頂き、樺太から逃げるシーンでは皆さんが役になりきっていました。感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんの表情が映画に収められていると思います」などと語った。
 滝田監督は「素晴らしい稚内の地でいいシーンが沢山撮れた」と稚内での充実した撮影を振り返った。