先週末は毎年楽しみにしている札幌交響楽団演奏会、白夜映画祭とあり有意義な一時を過ごさせて戴いた。
 稚内音楽文化協議会と北海道新聞社による札響の定期演奏会は32回目を迎え700人ほどの聴衆を魅了したが我々大人は別にし招待された中学校吹奏楽部の生徒さん方が生のオーケストラの演奏で得るものは大きかろう。札響を招へいした故井須孝誠氏(稚内信金理事長)は泉下で、当時稚内で開業医をし筆者もお世話になった阿部誠氏は移転先で喜んでいることだろう。
 演奏会でも歌謡ショーでも演劇でも何がいいかというとナマの音と肉声、楽器を奏でる姿と歌う仕草、演じる時の目の動きなどCDやテレビで到底味わえない臨場感である。人間の幾つかの感に与える影響は計り知れなく、それが子どもあれば。答は明瞭である。
 その掛替えのない場に居合わせることは老若関係なく幸甚なことであり、物心両面で支えている主催者は勿論稚内信金には感謝申し上げる。少子化で吹奏楽活動も縮小せざるを得ない状況だが、できれば長く続けて戴きたいものだ。
 映画祭は定着してきているようだ。上映する映画が良質なこともあるが、T・ジョイに訪れる映画ファンが1年に1回のイベントを楽しもうという様子を窺うことができ、スタッフも以前からみると肩の力が抜け大変好ましい。「映画を楽しんで下さいね」「ハイ、楽しませてもらいますよ」という阿吽の呼吸というんですかね。映画ファンにとって至福のイベントだ。
 札響もだが肩肘張らず楽しめればいい。