東京に本社があるブラックジャックシステムの佐々木克久社長と先日お会いし、稚内での風力発電事業について話を伺った。東京工大出の秀才なのだが目から鼻へ抜けるタイプでなく気さくな人柄で夜は肝胆相照らした。
 翌朝、妻から「よく初めての人とお酒飲むものね」と皮肉混じりに言われたが、初対面の人でも動じないのがキャラであり実に楽しい夜であった。稚内営業所長の古我友一さんも元ソフトバンクということで如才なく、彼らの事業が成功するよう願った次第だ。
 稚内は年がら年中、風が強いことから世界的企業のユーラスエナジーが57基の風車を立て、そして今度は地元企業の稚内グリーンファクトリー社(渡辺義範社長)が地方の会社と組んだ天北エナジーが風力発電事業に取り組んでおり、小型風力発電にも大東石油販売(大村和彦社長)、そして今度のブラックジャック社が参入し、今後も道北地方の送電線増強もあって地方からの新規参入が増えそうである。
 大型の風車は環境アセスメント(影響評価)など何かと制約もあり巨額な事業費がかかるが、小型だと環境アセスメントも大型ほどうるさくなく、何より安く済むことが魅力で土地さえ入手できれば事業拡大は難しいことではない。
 ブラックジャック社は6月に入り本紙に毎日「風車発電用地買い取ります」との広告を掲載しているが、古我所長の話では相当数の連絡があるようで、早々1件の売買契約も成立したという。
 稚内にとって風は天からの恵みであり活用しない手はない。