宮城県石巻市出身で5月からノシャップ寒流水族館の非常勤職員として働いている鈴木志歩さん(21)は「アザラシのエサやりなどとても楽しい。もっと多くのことを学んで自分で色々できるよう頑張りたい」と意欲を燃やしている。
 鈴木さんは幼い頃、漁師だった祖父の影響で海の生き物に興味を持ち、高校3年生になって進路決断が迫られる中、飼育員になりたいとの思いから滋慶文化学園仙台コミュニケーションアート専門学校のエココミュニケーション課ドルフィントレーナー専攻に入学。動物の病やショーの遣り方など学んだ。
 卒業後、最も好きなアザラシが多くいる北海道の水族館で働きたいと、仙台市で1年間、事務をして資金を貯め「好きなことをやって悔いのない人生を送りたい」として採用枠のあった稚内への就職を決めた。
 勤務は26日から始まったばかりだが、鈴木さんは「アザラシのエサやりなど、飼育のプロの人たちと働くのがとても楽しい」と話し、30日午前中、アザラシプールの清掃作業などに汗を流していた。
 地元で暮らす両親が一本立ちする背中を押してくれた―と鈴木さんは感謝の気持ちも忘れていない。