北海道サハリン航路(HSL)主催の極東・サハリン経済交流セミナーが22日午後、稚内日ロ友好会館で開かれ、ロシアとの貿易振興について考えた。
 参会した建設、物流観光など関係者60人余りを前に、ロシア極東や東南アジア地域など海外市場へ進出を目指す道内企業をバックアップする北海道総合商事の森次一洋専務が、極東地域でロシア政府と共同で始めた温室栽培でのトマトなど野菜事業に触れ「これまで中国産などを食べていたロシア人には日本の安心安全で新鮮な野菜をいつでも食べたいというニーズがあり、昨年はトマトを栽培した。今後は葉物野菜を生産する計画にある」とし、相手のニーズを掴むことで継続したビジネスになることを強調した。
 続いて「ロシア極東ビジネスに向けたビジネスマッチング」と題し講演した道銀地域総合研究所地域戦略研究部の加賀屋佳史事業部長は今後のサハリンとの貿易促進について、ウラジオストクと貿易する鳥取県境港が関西、九州などからも荷物を集約し輸出するように、稚内も全道各地から集めるようにすると輸出拡大に繋がり、物流コストを抑えられるとした。
 講演会後、HSLの日向寺専務が6月2日~9月19日まで39往復78便運航する今季のサハリン航路について説明した。