昨日、東京の会社から不動産取引の出資を求められる電話があり間髪置かず断ったが、勧誘の女性は「3年後の五輪で大変なことになっておりまして」と好景気に沸く東京の話をしていた。然もありなんと思うも片田舎に住んでいる者にとっては無縁なことである。
 人口減に歯止めかからず、若者などは職を求めて、高齢者は医療求め都会に流出する中、市役所含め何をするにも大した将来展望はなく、このまま徐々に朽ちてしまうのか―との不安もある。
 最近は会う人会う人に「何かいい商売ないかね」と尋ねるも聞かれる方も必死に自分の事業を守るのに注力しており、好景気の頃の山師然とした儲け話に興味がないというのか余裕もない様子。下手に他の商売に手を出すと武士の商法になり損を被るのも必至では二の足踏むか。
 東京や札幌などと比較しようがない稚内にあって高齢者は兎も角、若者の流出は痛いが全員離れるわけでなく高齢者だって皆んな行ってしまうでない。夫々が細やかでも自分なりの幸せ求め懸命に生きている。
 軋轢はあるでしょうが人がいれば角を突き合わせることもあるでしょう。それくらい我慢しなければならない。
 商売も金儲けも医療への期待も程々に欲張らずにやれば、加えて冬場のブリザード、夏らしくない夏を辛抱できれば長く住む市民にとって悪いマチでなく、風車はあるしサハリン利尻、礼文と島は近くにあるし、ホタテ、毛ガニなど海の幸、山の幸だって穫れ、最果て求めて観光客も来てくれる。良い街でございましょ。