GWは今年8月いっぱいで閉館する石原裕次郎記念館がある小樽に行って来た。以前、道南までの旅の途中に素通りしたことはあるが宿泊してまでの訪問は初めてだった。
 5月3日は稚内以上の強風が吹き驚かされると共に、記念館背後のヨットが数多く係留されたハーバーの光景を見ては稚内の港湾整備など比較にならないほど巨額な事業費が投入されたことに、北前船時代から続いた小樽の繁栄の様子が想起された。
 投宿先から運河沿いを散策する中、倉庫を活かしたカフェに入るとほぼ満席の状況で家族連れ、アベックなど日本人観光客に加え外国人観光客(インバウンド)の多いこと。ほとんど手を加えていないレトロな倉庫内の様子に、何でもかんでも壊してしまう稚内との違いに思いを巡らしてしまった。
 物流の一大商業地としての役割を終えた小樽は観光地として再生し、一時、存続も危ぶまれた運河も見事に観光素材として蘇り今の姿になったのだが、稚内の観光にとっても示唆に富むところがあり北防ドームの活用なども俎上にあがるか。
 以前は近くに利礼航路のフェリーターミナルがあり離島観光に訪れた人たちは自然とドームが目に入り一帯は観光スポットであったが、フェリーターミナルが移動したことで分断されてしまいスポットとしての魅力は半減してしまった。機能的で効率的なことを金科玉条にし「遊びは無駄」との意識の広がりが余りにも過ぎたのかとも思う。
 今、求められているのは観光スポットの一体化であり、頭が固いと財産も無駄にする。