稚内ロータリークラブの創立60周年を祝う記念式と講演会、そして祝賀会に出席した。来賓として招かれ祝賀の宴に臨む中の楽しみは人との出会いであり、同じ稚内に住む人はじめ交友した人たちとの出会いと語らいはいつものことだが至福の一時で感謝している。
 歴代会長被表彰者の中に稚内での事業を畳み札幌に引っ越した元市議の河野至緒さんがおり催しの合間に話す機会があった。70代半ばになったが札幌で市民講座の講師をしているそうで矍鑠たる様子もさることながら発破を掛けられるに及んでは稚内に居た頃に叱咤激励されていたことを想い出した。
 記念講演の講師を務めた岩下明裕氏(北大スラブ・ユーラシア研究センター教授)は北海道新聞に4月、「北方領土問題の行方」と題した論評を執筆し、その中で北方四島に関し日本の主権はなくとも稚内の、サハリン交流に解決の糸口があるのでは―などと主張していたのを知っていたことでの親近感もあり、1時間という講演時間が短く感じるほど傾聴させて戴いた。
 祝賀会を終えIさんと帰ることになり途中大黒で一軒寄りタクシーに乗り込もうとしたところ、同業他社の社長だったNさん夫妻に会い、お2人とも壮健なことに安堵したものだった。
 筆者と5歳ほど上のIさんは稚内商工界の重鎮なのだが、直向きさには学ぶべき所が多々あり交友のみぎりに幸甚の思いもする。
 道新販売所の伊戸川会長、石塚建設の宗博会長ら先達の方々の壮健な様子も垣間見る機会も与えられ有意義な一刻であった。