昨日から大相撲夏場所が始まった。先場所奇跡の逆転優勝を遂げた稀勢の里の3連覇なるか、弟弟子の高安が10勝以上し大関になるか―が注目の的だが、白鵬の復活なるかも興味深く、何とも落ち着かない2週間がスタートした。
 稀勢関に先場所、屈辱的な負けを喫した照ノ富士、5度目になるのか角番の豪栄道の戦績も気になるところで台頭する若手の戦いっぷりも目を離せなく書き出せば尽きることない大相撲の火ぶたが切られた。
 この原稿は13日㈯午前中に書いており注目の力士の初日の勝敗は分からないが、稀勢関は初日の嘉風戦が場所を占うことになるか。ケガをした左肩・腕からの押っつけは兎も角右からの攻めと劣勢になった時の対処がカギを握るだろう。
 要は負けそうな相撲を如何に勝ち星につなげるかということだ。
 ここまで書くと勘のいい読者は「また始まったか」と半ば呆れて思うだろうが、劣勢の勝負事で勝ちを拾うのが誠に大事なことであり、逆説的には負けていても諦めてはならないということである。
 戦国時代の織田信長も徳川家康もそうであった。信長は家督の事あり桶狭間、浅井軍と朝倉軍の挟撃等々、危なかしい場面は幾度もあり、家康に至っては幼少の頃の人質、信長そして豊臣秀吉との盟友時代でも、信長が明智光秀に討たれた本能寺の変でも命からがら京都から逃げのびるなど大ピンチを乗り越え徳川260年余の時代の礎を築いたのだ。
 劣勢の時こそ運を含め地力を試される。稀勢関ばかりでなくアナタにも通じる事です。