稚内北星大学は来年度学生募集で、アトピーなど皮膚病に悩む人が豊富温泉に通いながら大学で学ぶことができる支援する制度を設ける。
 東京など都会ではアトピー性疾患が原因で大学などへの進学を断念する若者が多いことを受け、アトピー症状の改善に効果が期待できるとして全国的に注目されている豊富温泉と連携し、湯治しながら北星大学に通う人を支援する制度を、平成30年4月からの入学生を対象に設ける。
 湯治の学生には、年間70万円かかる授業料を稚内市に転入した場合に半額の35万円、豊富から大学に通う人は20万円を免除する。
 今年3月の卒業生の中には一度、関東の大学に入学するもアトピーの悪化で辞めざるを得なかった男性が、豊富温泉に通いながら4年間大学で学び猿払の役場に就職した。
 金森常務理事は「アトピーで悩み進学を諦めるという若者の声を聞く。アトピー治療に実績のある道内外の専門病院に、制度を記したリーフレットなどを配布し、大学で学ぶことを支援していきたい」としている。