何かと問題ありながら建設が決まった大谷高跡地でのカーリング施設。稚内を愛する市民の会(佐々木政美会長)が7日、北見市常呂にあるカーリング場の屋外冷却設備から出る騒音を調査するため北見を訪れた。
 大谷高跡に建てる稚内の施設は常呂を参考にしており実際に施設を見て調査することで騒音の影響度合を探ろうというもので、佐々木さんによると先ず冷却塔(クーリングタワー)の大きさに吃驚したそうだ。本紙の写真でも佐々木さんの倍の高さがあるものだ。
 そこから出る音は半端なものでなかろう。とりわけ起動時の音の大きさは案内した施設の職員も驚いたほどだったという。
 議会でカーリング場建設が議決された以上建設計画を止めようがないものの、稼働した後の近隣住民への騒音被害は避けられないのでは―と佐々木さんは危惧している。
 騒音被害を巡る住民訴訟まで起きている折、相当な騒音が出る恐れがある施設を住居専用地域に建てようとするのは無理があり、カーリング場是非論はさておき、騒音は生活に密着することでもあり市は慎重に工事を進めなければなかろう。
 稚内を愛する市民の会は今回の騒音調査結果を基に、騒音防止法や公害防止条例などに照らした検証結果を市民に知らせる説明会を開くことにしている。
 調査に同行した本紙記者が「設備から出る音は気になるものでなかった」と話すように騒音は人の感じ方や風向き、地形によっても違ってくる。その辺を十分に斟酌し近隣住民に迷惑かけぬ対策が欠かせない。