プロ野球開幕し間もない頃、小欄で今シーズンの日ハムファイターズが相当苦戦するようなことを書いたが,ここまで負け続けるとは。26日までで10連敗した。
 開幕3連戦でエラーによる敗戦が目に付いたことから「苦戦する」と予想したのだが、その後、大谷、中田がケガで離脱したことから負けの連鎖が進み球団として12年ぶりという連敗を記録し最下位をひた走っている。
 中田が復帰しレアードにも当たりが出てきているので打線はそこそこ行くだろうが投手陣が悪すぎる。借金ゼロにするのは至難となろう。
 こういう状況だから選手個々の踏ん張りが必要なのは勿論、最も大事なのは監督の采配だ。栗山さんにはリスク犯した大胆な戦術が求められているが、バント好きの彼に勇気ある采配ができるだろうか。
 昨年の日本シリーズ制覇から一転し奈落の底まで突き落とされたのは1年後に球団を去る大谷選手抜きの戦力養成を怠ったためだ。彼抜きの布陣で前もって戦っていく事を明確に打ち出せず「どうにかなるよ」式で漫然としてしまった。然して栗山監督の罪は重い。
 どうにかなるよは楽観主義に繋がり、日頃から最悪の事態を想定し手を打つ組織の指導者としては物足りないものがある。
 世の中はどうにかならないのである。
 悲観的な考え方は組織を萎縮させる嫌いがあるものの、一丸となって頑張ろうという気概を醸成する。
 大谷抜きの戦術を思案し泥臭い戦い方に徹っしなければハムの浮上はなかろう。