稚内カントリークラブ(稚内CC)が2月に解散していることが判り、現在清算手続きを進めている。稚内CCを運営する㈱稚内ゴルフ場(前田義彦社長)が2月10日に開いた株主総会で解散が決まった。
 同CCは昭和38年、ゴルフ愛好者や当時駐留していたアメリカ空軍稚内分遣隊の厚生施設として開業。翌年の昭和39年9月に12ホール、昭和50年には今の18ホールで営業してきた。
 開業当初、ゴルフ人口が少なく苦しい時代が続くものの、その後のゴルフ人気で昭和62年には年間3万5000人もの利用者でピークを迎えたが、平成4年、近郊にゴルフ場が2カ所オープンしたことで来場者が減り、時代の流れと共にゴルフ人口も年々減少。プレイ料金を一部値下げするなど策を講じたものの、減少に歯止めが掛からず、昨シーズンの来場者は5000人に止まった。
 薄田誠支配人によると、バブルが弾ける前は公務員らが週末に訪れ賑わっていたものの、その後は右肩下がりで減少し、ついには資金繰りが難しくなった―とし、現在は清算手続きの真っ只中だが、新たに引き継ぐ経営者を探しており「今は全て白紙の状態」とする一方、明るい兆しがあるようなことも話していた。
 2月10日に株主総会を開き解散したということだが、つんぼ桟敷に置かれた役員もおり、その中の役員の一人は「解散したというのは寝耳に水であり驚いている。紋別のように同好会のような形で残す方法もあるので再開することを希望している」と話していた。