稚内副港市場がオープンし10年経った。中田組(中田伸也社長)と市などが出資した㈱副港開発が稚内港第一副港の底曳漁船がひしめきあい魚を運搬するトラックが輻輳した往時に思いを馳せ建築された市場は、観光客ばかりでなく稚内市民にも多く利用されるも来館者はピーク時の6割ほどまで減り、テナントも随分少なくなってしまった。
 逆風が吹く中、10周年を迎えたわけだが、新たに炉端焼きの「漁火亭」がGW前の今月28日オープンすることになり、先立つ20日には感謝の集いとしてあった漁火亭の御披露目には60人ほどの人が招待され目の前に第一副港を見ながら宗谷黒牛やホッケなど海の幸に舌鼓を打っていた。
 招待客には市長らだけでなく、この10年間テナントとして頑張ってきた人たちもおり、中田社長らの配慮に心地よさを覚えながら至福の時を過ごした方々も多かった事であろう。
 市場一角の稚内市所有の港ギャラリーも樺太関連資料の展示場所として市がリニューアルを検討中で、益々充実した内容での再スタートになりそうである。
 市場から500㍍ほど離れる駅前再開発ビル「キタカラ」との道線を何とか構築し、中央地区~港地区一帯の観光客ゾーンと市民憩いゾーン形成を図るのが今後の課題としてあるが、思うに自然エネルギーの街なのだからキタカラ~副港市場間に電気自動車を走らせ公共交通として利用しては如何か。
 立派な施設が機能しないのは勿体無いことであり、副港市場全体のリニューアル含め機能的ゾーン創設が望まれよう。