ツルハの稚内3号店の建築工事が稚中向い側の北辰製綱跡で始まった。ツルハの出店は数カ月前から口端に上っており、場所を聞いた時出店する以上、市場調査は勿論行っているのだろうから外野がとやかく言うことでないが「随分、北に出店するんだな」と噂を打ち消した人もいただろう。どうであれ北地区の住民にとって出店は朗報に違いない。
 稚内でもツルハとサッポロドラッグストア(サツドラ)は鎬を削っており今、両社とも2店ずつあるが、サツドラは5月下旬に閉店するホクレンショップ跡(ララプラザ)への3店目出店が有力視されており、ツルハの3号店もサツドラとの競合など稚内の状況を総合的に判断し決めたもので、聞けばサツドラ中央店は良い商売をしており、ツルハにしてみれば北地区の消費者を取り込もうとした戦略の一端なのであろう。
 人口が減り消費力が減退している稚内にあって都合6店ものドラッグストアが出来てしまえば薬局どころか食品スーパー、コンビニへの影響も小さくなく、流通業界の生き残りを賭けた熾烈な商戦が展開されよう。
 数日前に小欄で書いたばかりだが〝黒船〟襲来によって徳川幕府が崩壊に向かう導火線になったよう稚内もそのような状況に追い込まれるのか。情けない限りだ。
 あれもこれも時代の流れだと片付けてしまえば市役所も商工会議所も要らない。何度も主張しているが地元資本の店舗や工場などに対しお座なりでない強力な振興策を願うものだ。座して死を待つだけでは悔しい。一泡吹かしてやれないか。