アメリカが内戦が続くシリアの政府軍に向けトマホーク59発を駆逐艦からぶち込んだ。その前のシリア軍によるとみられるサリン爆弾での非政府軍への攻撃に対する報復攻撃で米中首脳会談が行われている最中にやってしまうのだからトランプ大統領の、ある意味型破りな言動の一端を窺わせた攻撃には快哉を叫んだ米国民が少なからずいたことだろう。
 シリア政府軍の化学爆弾攻撃での子ども達の悲惨な様子をテレビで見た日本など外国人にとってもすっきりしたとの感情を有した人が多かったのでは。しかし、この攻撃でシリア内戦の終結は更に遠のいたようだ。アサド大統領の後ろ盾がロシアだからである。
 大国同士、元々相対する米国とロシアは昨年の米大統領でロシアがトランプ氏が当選するよう画策をしたこともあり大統領になったトランプさんの思し召し宜しく友好的な関係を構築していくのだろうと思っていた矢先のシリア軍への攻撃で、旧ソ連との冷戦時代のよう敵対する関係になりそうで肝を砕く。
 一国のトップというのは基本的に覇権主義者が多くプーチンとトランプというのは典型例であり、国も人も水と油であるのに互いに近付こうとしたことに無理がある。
 この件を矮小化すると日本だって北海道でも稚内市でも、そして夫々の会社でも覇権的でない人がトップに就くことは少ない。よく「トップは引張って行かなくてはならない」と言われるが大人しい人では牽引できない。人徳も兼ね備えたトップにはお目に掛かるのは難しいということなのかも知れない。